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2010.11.13 Sat
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- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 20:49:41.40 ID:lxRFAGrZ0
-
…
憂「ひ、平沢憂です」
憂「えっと…みんなと仲良くして、楽しい中学校生活にできたらいいなと思ってます」
先生「はい、ありがとうございました。では次の人…」
ガタ
憂「…」ドキドキ
「…」ジー -
- 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:00:44.56 ID:lxRFAGrZ0
-
純「…はぁ~」
憂「?」
純「つまんないなぁ」
憂「…」
純「もっとつっかかって来てくれたらよかったのに」
純「なんかもう飽きちゃった。バイバーイ」
憂「うん、ばいばい…」
純「あー、つまんない!」
憂「…」 -
- 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:03:56.02 ID:lxRFAGrZ0
~
憂(やっとお昼だ)
憂(ゆっくりしてよう)モグモグ
憂「…」
憂(さっきの人も他の人と話してるし、入りづらいな)
憂(…一人は、寂しいな)
「あー、平沢さーん!」
憂「え?」
純「うわ、何このお弁当」
憂「え…」
純「…」パク
憂「あっ」 -
- 27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:07:02.13 ID:lxRFAGrZ0
-
純「…これ平沢さんが作ったの?」
憂「う、うん。どうして分かったの?」
純「やっぱりかぁ、これおいしくないもんね」
憂「えっ…」
純「…」パク
純「うわ、これも」
憂「…」
純「もっと練習しなよ」 -
- 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:10:12.80 ID:lxRFAGrZ0
-
憂「……ひっ」
純「ん?」
憂「ふっ…うわぁぁぁん…」
純「えっ?」
憂「ひっく……うぅ…わぁぁん」
純「え、えっ!?」
憂「おねえちゃぁぁん…うぅ…」
純「あわわ…じゃ、じゃあね!」ドヒュン
憂「…」グス -
- 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:13:39.02 ID:lxRFAGrZ0
-
~
先生「…じゃあ、落ち着いたら授業に戻ってね」
唯「はい、ありがとうございました」
憂「…」
バタン
唯「……うい」
憂「…ごめんなさい」
唯「ううん、怒ってないよ」
憂「ごめんなさい…」
唯「怒ってないから、ね?」
憂「…ごめん、なさい…」グス
唯「よしよし」ナデナデ
憂「おねえちゃぁん…」ギュー -
- 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:16:53.00 ID:lxRFAGrZ0
-
唯「…何かあったの?」
憂「…」
唯「よかったら教えてほしいな」
憂「…うん」
~
唯「…そっか」
憂「うん…」
唯「憂のお弁当はおいしいよ」
憂「そんなこと…」
唯「ううん、だって今日初めて作ったんでしょ?私美味しくてみんなに自慢しちゃった!」
憂「…」
唯「私なんて全然…」
憂「そんなことない!」
唯「…憂?」
憂「わたしの料理なんか、すてちゃえばいいんだよっ!」 -
- 36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:20:05.13 ID:lxRFAGrZ0
-
唯「…うい」
憂「わたしなんてお姉ちゃんみたいにお友達もいないし、なんにも出来ないの!」
唯「憂」
憂「わたしなんて…」
ギュ
唯「そんなこといっちゃだめ」
憂「あ…」
唯「憂は私の自慢の妹なんだから、もっと自信もって」
憂「…お姉ちゃん…」
唯「ね?」
憂「……ごめんなさい…」
唯「いいよぉ」
憂「…」 -
- 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:23:55.78 ID:lxRFAGrZ0
-
~
純「…はぁ」
純「……」
「おーい」
純「?」
唯「こんにちは」
純「こんにちは…えっと…」
唯「ああ、平沢唯です」
純「平沢…?」
唯「うん、憂のお姉ちゃん」
純「あ、ああ…」
唯「それで、憂のことなんだけど」
純「…ごめんなさい!」
唯「……へ?」
純「え?」 -
- 40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:26:42.88 ID:lxRFAGrZ0
-
純「えっと、わたしを殴りに来たんじゃ…」
唯「えーっ、そんなことしないよー」
純「でも、わたし平沢さんにひどいことしたし…」
唯「…ふふー」
純「?」
唯「ひどいことしたって、わかってるんでしょ?」
唯「なら別に怒ったりはしないよ」
純「じゃあ何を…」
唯「憂とね、仲良くしてほしいって頼みに来たんだ」
純「…」 -
- 42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:29:32.52 ID:lxRFAGrZ0
-
唯「…だめかな?」
純「……そんなこと…」
唯「え?」
純「だめなわけ、ないじゃないですか…」
唯「じゃあ…」
純「でも!わたしもう平沢さんにどんな顔して会えばいいか…」
唯「大丈夫だよ、だって…」
純「わたしだって仲良くしたかったのに!でも…ひどいことばっかりやっちゃって…」
唯「純ちゃん、大丈夫だよ」
純「どうしてそんなこと言えるんですか!」
唯「…憂ね、さっきも純ちゃんと仲直りしたいって言ってたよ」
純「え…」 -
- 44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:32:57.33 ID:lxRFAGrZ0
-
唯「ずっと純ちゃんのこと心配してた」
純「そんな…」
唯「だからね、憂がちゃんと謝ったら許してあげて欲しいんだ」
純「わ、わたしが悪いんですよ!だから」
唯「ううん、憂に謝らせてあげて」
唯「憂、自信なくしちゃってるから、だから憂からきっかけをつくらせてあげてほしいんだ」
純「そんな…」
唯「お願い」
純「…でも、わたしが謝らないと…」
唯「憂なら平気だから、お願い」
純「…そんなのっ、ずるいです…よぉ…」
唯「ごめんね」ギュ
純「わたしが、謝らなくちゃ…ひっく…そんなの…ぉ」
唯「ありがとね」
純「…っ、うわあああああん!」 -
- 45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:36:02.42 ID:lxRFAGrZ0
-
~
純「ね、ねえ平沢さん」
憂「ん?あ、鈴木さん」
純「あのね…その…」
憂「ごめんなさい!」
純「あっ…」
憂「わたし、鈴木さんに迷惑かけちゃったよね。だから謝っておきたいと思って」
純「わ、悪いのはわたし……」 -
- 46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:37:01.62 ID:lxRFAGrZ0
-
憂「ううん、そんなことないよ」
純「…でも…」
憂「…す、鈴木さん」
純「…?」
憂「よかったら……お友達になってほしい、です」
純「…!」 -
- 47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:37:42.49 ID:lxRFAGrZ0
-
憂「…」チラ
純「…」
ガシッ!
憂「ふわっ」
純「…すぅー……」
憂「? ??」
純「あったりまえでしょおおおおおおおおおおおお!!」
憂「うっ」キーン
純「…はぁ、はぁ……」
憂「……えへへ」
___
_____ -
- 50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:40:23.48 ID:lxRFAGrZ0
-
純「……とまあこんな感じ」
梓「…」
憂「懐かしいねー」
梓「…唯先輩もいまよりずっとお姉ちゃんだね…」
憂「お姉ちゃんは今でもお姉ちゃんだよー」
梓「……それより、純なにしてるの」
純「ほら、よくあるじゃん。好きな子にちょっかい出したりとか」
梓「ああ、律先輩も言ってたけど…」
純「でしょ?好きの裏返しみたいな」
梓「でも、さすがに中学生でやらないよ」 -
- 51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:43:37.74 ID:lxRFAGrZ0
-
純「まあ、若気の至りってやつ?」
梓「憂がかわいそう」
憂「あはは」
梓「…やっぱり純は純だね」
純「なによー」
梓「今と大して変わらないなって」
純「そんなことないし」
純「だって今はー…」
ギュー
憂「わっ」
純「憂大好きーっ」
梓「…」 -
- 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:46:31.78 ID:lxRFAGrZ0
-
純「…こうすればいいだけだもんねー!」
憂「純ちゃんったらぁ」
梓「……はぁ」
純「文句あんの?」
梓「別に」
純「やれやれ、嫉妬は見苦しいぜ」 -
- 55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:47:48.41 ID:lxRFAGrZ0
-
梓「なっ、誰が嫉妬してるの!」
純「私が憂と仲良しこよししてるからいじけちゃったんでしょ」
梓「そんなことない!」
憂「まあまあ」
純「私のほうが憂と付き合い長いもんねー」
梓「…」イラ
憂「純ちゃんやめなよぉ」
純「ああ、ごめんね憂」 -
- 57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:50:22.37 ID:lxRFAGrZ0
-
純「……じゃあ梓はどうだったの?」
梓「あん?」
純「な、なによ……はじめて憂と会ったときのこと!」
梓「……はじめて?うーん…」
憂「……あ、そういえば」
純「なになに」
憂「初めて目があったとき、梓ちゃんに無視されちゃったんだよね」
純「まっ!」
梓「ば、ばか!言わないでよ!」 -
- 58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:52:26.06 ID:lxRFAGrZ0
-
憂「やっぱり梓ちゃん覚えてたんだー」
梓「お、覚えてない!」
純「なによ、人のこと言えないじゃん」
ガタン
梓「ち、違うもん!別に恥ずかしかったからとかじゃないもん!」
純「ほー」 -
- 59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 21:54:57.68 ID:lxRFAGrZ0
-
梓「違うの!べ、別に憂のことが気になったとかじゃないの!」
憂「あ、梓ちゃん」ポッ
梓「あわわ…」
ダッ
純「あっ」
梓「違うったら違うのー!憂と仲良くなりたかったとかそんなのじゃ……」
タタタ…
憂「行っちゃった…」
純「全く高校生にもなって…」 -
- 60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 22:00:29.33 ID:lxRFAGrZ0
-
憂「……そんなわけで、今も昔もモテモテな私なのでした」
純「おいっ!自分で言うな!」
憂「ちゃんちゃん」
純「はあ……」
憂「ちゃんちゃん」
純「…」
純「ちゃんちゃん!もう終われ!」
おしまい!
「……私も純ちゃんと梓ちゃんのこと、大好きだからね」ムギュ
「な、なによ急にぃ……もー…//」
ほんとにおしまい! -
- 61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /12(金) 22:15:06.65 ID:UdqpwOuM0
-
よかった
- 67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /13(土) 00:14:01.72 ID:wNrDXgip0
-
乙 -
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| けいおん!!SS
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