2ntブログ

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

律「最近寒いよな」

201011182057430009.jpg


1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 22:29:11.32 ID:fQ9/DuD80

律「特にでことか」

紬「最近風も冷たいし、今日は風も強いものね」

澪「おでこ出してるからだろ」

律「いや、待ってほしい、私のでこが寒いのは元はと言えば風のせいじゃないか」

唯「確かに!」

律「つまり私の髪型とは一切関係はない!」

唯「そのとおりだよりっちゃん!」


2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 22:34:29.56 ID:fQ9/DuD80

梓「そんな訳ないでしょう、防寒対策をしない律先輩が悪いんです」

律「梓、善悪って言うのは見る側の立場によって変わるものなんだ」

唯「そうだよ、勝てば官軍なんだよ!」

澪「若干違う気がするぞ」

律「つまりだ、風からすれば悪いのは私かもしれないが、私からすれば風が悪いんだよ」

梓「とんだ言いがかりですね」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 22:41:04.99 ID:fQ9/DuD80

律「防寒対策と言えば、暴漢対策はしてるか、澪」

澪「どういう対策だよ、だいたい何で私に振る?」

律「梓は暴漢対策する必要ないからな」

梓「どういう意味ですか!」

紬「そうよ!梓ちゃんはロリコンにペロペロされる対策をしないといけないのに!」

律「そうだったな、すまんかった梓…」

唯「これにて一件落着だね!」

梓「な、なんですかこの流れは!」


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 22:49:16.60 ID:fQ9/DuD80

澪「おーい、梓の話は終わったか?」

律「ああ、めでたく解決したよ」

唯「良かった…本当に良かった…!」

紬「イイハナシダワー!」

梓「いやいや、こっちは何も解決してませんから!」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 22:54:55.73 ID:fQ9/DuD80

澪「あらためて聞こう、なんだよ暴漢対策って」

律「説明しよう、暴漢対策とは…唯!」

唯「肌の露出を抑えることで、暴漢に襲われにくくなることである」

紬「転じて、防寒対策と呼ばれる」

澪「なら私は大丈夫だ、全然寒くないし」

唯「これにて一件落着だね!」

梓「私の話を切ってまでする話でしたか!?」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 23:00:33.32 ID:fQ9/DuD80

律「ん?梓は何か不満があるのか?」

梓「ありありです!おおありですよ!」

唯「オオアリクイ?」

澪「オオアリクイはあんな見た目だけど結構爪とか危ないらしいよ」

紬「澪ちゃん詳しいのね」

澪「ああ、テレビでやってた」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 23:06:27.10 ID:fQ9/DuD80

律「しかしなんでテレビって、テレビって言うんだろうな」

唯「テレビだからじゃないの?」

律「いやさ、テレビは確かにテレビだけど、テレビはテレビジョンなのにさ」

梓「英語だと略称はティービーですもんね」

澪「ティーヴィー、だ」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 23:09:44.93 ID:fQ9/DuD80

唯「きっとテレビのほうが可愛いからだよ!」

律「確かに、TVとか言うとメリケンかぶれのフ○ック野郎な雰囲気が出るな」

梓「それは言いすぎです!」

紬「こうして和製英語が生まれ続けるのね♪」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 23:12:38.73 ID:fQ9/DuD80

梓「ビデオもやっぱりテレビ的な感じなんですかね?」

律「ビデオは英語だろ」

唯「ヴィデオだよ」

澪「videoはスペイン語で"見る"って意味らしいぞ」

梓「いらぬ恥をかいてしまった…」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 23:15:56.17 ID:fQ9/DuD80

紬「梓ちゃん顔真っ赤!」

梓「これは…風邪です!」

唯「風邪と言えばりっちゃん、こんなに寒いのにオデコだしてて風邪ひかないの?」

澪「急に話が戻ったな」

律「ああ、多分」

唯「多分って、それじゃあオデコ隠したほうがいいよ!」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 23:20:12.03 ID:fQ9/DuD80

律「これまで10年近くこのでこで過ごしてきたけど風邪はひいたりひかなかったりだったし」

唯「ひいたのはオデコのせいで、ひかなかったのはりっちゃんの気合いだよ」

律「それを証明できるのか?」

唯「証明したいからオデコを隠していない、風邪をひく直前のりっちゃんをここに出してください」

梓「一休さんですか」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 23:22:41.87 ID:fQ9/DuD80

律「とにかく私はでこ隠さないからな」

唯「何がりっちゃんをそこまで掻き立てるの?」

律「私にはお前が何かに掻き立てられているように思える」

澪「ほらほら喧嘩しない」

梓「喧嘩だったんですか今の?」


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 23:25:10.17 ID:fQ9/DuD80

律「だいたい考えても見ろ、風邪をひいたらまずでこに冷えたタオルとか当てるだろ」

唯「!」

律「つまり、私はでこを出すことによって風邪対策をしているんだよ」

唯「すごい!りっちゃん流石!」

紬「すごいわ!」

梓「信仰とは盲目だ」


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 23:29:56.51 ID:fQ9/DuD80

澪「でも本当は風邪で熱が出てるのって、体の中で抗体が戦ってくれてる証拠なんだよな」

唯「じゃありっちゃんの抗体は怠け者なの?」

律「違う違う、抗体が冷静だから熱くならないのさ」

紬「戦場の一匹オオカミって感じね♪」

梓「一匹だったら負けますよ」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 23:31:53.56 ID:fQ9/DuD80

律「でも風邪菌からしたら、私達のほうが敵なんだよな」

唯「お互いに相いれない存在だね…」

紬「せめてこの音楽が伝われば…」

澪「風邪のときにドラムとかギターの音はきついよな」

紬「ええ、まさに敵よね」

梓「…ベースとキーボードは?」


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 23:37:24.63 ID:fQ9/DuD80

律「しかし寒いな」

澪「律を見てると余計に寒くなってくるよ」

唯「キミを見てると、余計体BURU☆BURU♪」

澪「勝手に替え歌するな」

紬「揺れる体はゾンビみたいにふらふら♪」

澪「風邪ひいてるなら無理するな」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 23:39:47.36 ID:fQ9/DuD80

律「冷えピタの暖かいのないのかな」

澪「温めてどうする」

律「でもシップだって冷シップと温シップがあるじゃん」

澪「言われてみれば」

律「日本酒も熱燗と冷やがあるしさ」

澪「そうなのか」

紬「でも冷やは常温よ」

律「そうなのか」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 23:43:04.63 ID:fQ9/DuD80

唯「常温シップ」

澪「効くんだったら良さそうだな」

律「澪ちゅわんはシップ張る時『ひゃん!』とか言いそうですものねー」

澪「言うかバカ」

紬「常温ピタ」

梓「気持ち悪いですねソレ…」


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 23:46:03.85 ID:fQ9/DuD80

律「そういえば自販機のあったか~いとかつめた~いとかあんじゃん」

紬「あるの?」

律「あるんだよ」

紬「すごい!自販機も時代を先取りしてるのね!」

律「すごいだろ」

梓「…で、自販機の話は?」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 23:50:09.36 ID:fQ9/DuD80

律「じょうお~ん」

唯「売られている時から常温だったら猫舌のあずにゃんでも大丈夫だね!」

梓「それ自販機の冷房が壊れてるだけですよ」

澪「コストダウンとエコを両立してるのか」

梓「違います」


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 23:54:23.01 ID:fQ9/DuD80

唯「自販機と言えば、自販機で変なの売ってるとつい買っちゃうよね」

律「ああ、ラーメンとかうどんとか…」

唯「お好み焼きこれこれ♪」

澪「おでんだろ」

紬「自販機事情には詳しくないけどすごいのね」

律「ああ、もう目的が分からなくなってくるよな」


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11 /30(火) 23:58:25.87 ID:fQ9/DuD80

唯「この時期だったらやっぱりあったか~いコーンポタージュでしょ!」

澪「いいよな、コーンポタージュ」

梓「でもあれ底にコーンが残ってなんか嫌です」

律「アロエとかもな、損した気分になるよな」


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 00:02:13.75 ID:pT53O9iP0

紬「いいことを考えたわ!」

唯「何?」

紬「新商品、コーンポタージュ、コーン100%」

梓「それってもはやコーンですよね」

澪「ポタージュ味なんじゃないの?」

梓「それでもぼったくりですよ」


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 00:05:36.74 ID:pT53O9iP0

唯「そういえば缶のおしるこって飲んだことないんだけど」

律「意外だな、唯はそういうの好きそうなのに」

唯「妹が『おしるこなら私が作ってあげるから』って」

澪「できた妹だな」

唯「えへへ~」

梓「なんで唯先輩が照れるんですか」


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 00:08:24.48 ID:pT53O9iP0

律「あ、自販機発見」

唯「噂をすれば何とやらだね!」

梓「コンビニもありましたけどね」

律「私ウルトラサイダー!」

唯「私コンポタ!」

澪「じゃあ私は缶コーヒー」

梓「あ、澪先輩も買うんですね」


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 00:11:44.60 ID:pT53O9iP0

紬「りっちゃん、こんな寒いのにサイダー飲んだら体冷えない?」

律「私この缶集めてるんだ」

紬「そうなんだ、で、体冷えない?」

律「ダイドーの自販機は優秀だよな」

紬「へぇ、で、体冷えない?」

律「ルーレットとかうるさいけど」

紬「冷えないの?」


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 00:15:19.25 ID:pT53O9iP0

澪「甘っ」

梓「最近の缶コーヒーは微糖なのに甘いですよね」

澪「でも無糖は飲めないんだよな」

唯「私は糖分たっぷり取りたいな」

澪「太りそう」

唯「なにを今更」

澪「ひどい…」


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 00:18:09.23 ID:pT53O9iP0

澪「微糖と無糖の中間ぐらいの無いのかな」

唯「ミジンコ糖とか」

澪「うん、少ないのは伝わるんだけど食欲が無くなる」

律「偽無糖」

澪「悪者みたいだな」


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 00:21:14.76 ID:pT53O9iP0

澪「あーおいしかった」

梓「結局文句言っても美味しく頂いちゃうんですね」

律「寒い…」

唯「コーンが…」

紬「あらあら♪」

梓「そして学習しない二人が」


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 00:24:24.75 ID:pT53O9iP0

澪「そういえば何で缶コーヒーの缶ってデコボコしてるんだろ?」

律「でこに宛がうためじゃね?」

唯「はっ!これならあったか~いのもつめた~いのもピタれるね!」

梓「強引に話を戻しましたね」


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 00:29:38.70 ID:pT53O9iP0

紬「自販機って缶コーヒー多いわね」

澪「場所によってはコーラとポカリだけだよね」

紬「ボスがいっぱい…」

唯「船頭多くして船山に登る、だね」

律「やっぱ下っ端はお茶なのかな」

澪「おーい、お茶くん、お茶汲んできて」

梓「…ぷっ」

律「梓ちゃーん?」

梓「…くしゃみです」


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 00:32:29.52 ID:pT53O9iP0

唯「あずにゃんさっきから風邪とかくしゃみとか大丈夫なの?」

梓「ええ、私の都合による一過性の風邪ですから」

唯「でも心配だから私が検査をしてあげよう、オデコだしてー」

梓「ひゃあ!唯先輩の手冷たっ!」

唯「私の手冷たっ!」

澪「見事に自滅したな」


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 00:36:24.86 ID:pT53O9iP0

律「そういえばムギの手は暖かかったよな」

紬「う、うん」

澪「大丈夫だムギ、調べたところ手が冷たい人は心が暖かいって言うけど
  手が暖かい人も心が暖かいそうだ」

紬「そうなんだ!」

律「どっちだよ」

唯「人の心なんて体温じゃ測れないってことだよ」


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 00:41:13.47 ID:pT53O9iP0

律「でさー、ムギが私のでこに手を当ててたら暖かいかなって」

澪「結局でこ寒いのか」

律「でこが寒いからムギの手を当ててもらうんじゃなくて、ムギの手が暖かいから私が暖かくなるんだよ」

唯「なるほど、わからん」

紬「別に私は良いわよ♪」

律「さんきゅー」


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 00:43:14.06 ID:pT53O9iP0

律「あったかあったか」

紬「キテマスワー!」

唯「りっちゃん羨ましいな」

律「裏山がどうしたって?」

唯「実際裏山なんて行ったことないよね」

梓「あれ?そこで会話がずれるんですか?」

澪「ムギぐらいだよな、裏に山があるのは」


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 00:45:58.16 ID:pT53O9iP0

紬「残念ながら山は持ってるけど家の裏にはないわね」

律「この山と海の島国ニッポンにいながら、私達は山を忘れている!」

唯「山と、って大和とかけてる?」

律「あ、すごいな唯」

唯「えへへ~」

梓「すごくないです」

唯「がーん…」


69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 00:47:54.59 ID:pT53O9iP0

唯「でもやっぱり思うんだけどりっちゃんがカチューシャ取ればオデコは寒くないと思うんだ」

梓「唐突に話題戻りますよね」

律「そうは言うけどな、唯」

律「アイデンティティっていうのは他人が自分を判断できるレベルにしておく責任が
  個人個人にあるものだと思うのだよ」

唯「りっちゃんは難しいことを言うね」


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 00:49:56.13 ID:pT53O9iP0

律「例えばだ、ムギが眉毛を剃ったらどう思う?」

唯「嫌だ!」

紬「私は剃らないわよ~」

律「澪が垂れ目に整形したら?」

唯「なんか嫌だ」

澪「そんなもんなのか?」


71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 00:52:12.32 ID:pT53O9iP0

律「梓が2mの筋肉隆々になったら?」

唯「そんなのもはやあずにゃんじゃない!」

梓「想像とはいえ酷いこと言いますね」

律「つまり、カチューシャは私が私であるということなんだよ」

唯「うん、分からないけど分かった!」

澪「おいおい」


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 00:58:39.34 ID:pT53O9iP0

澪「そういえばカチューシャって日本でしか呼ばないらしいよ」

紬「澪ちゃん、生き字引ね!」

澪「えっへん、この前偶然ググったら書いてたんだー」

唯「じゃあこれなんて呼ぶの?」

律「これって…」

澪「ヘアバンドとかじゃないか?」

唯「急に暖かそうな名前になったね」


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 01:03:57.49 ID:pT53O9iP0

唯「そうだ!りっちゃん、カチューシャをヘアバンド(暖かいの)にしようよ!」

律「まさかカッコ書きで話されるとは思わなかった」

紬「ヘアバンド(暖かいの)なら丁度持ってるわよ♪」

梓「準備良すぎじゃないですか!?」

律「いいよ、このままでも大丈夫だし」

唯「やってみなよー」


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 01:06:34.76 ID:pT53O9iP0

紬「えい♪」

律「わわっ」

唯「おー」

澪「思ったより似合うな」

梓「…意外です」

律「お、おかしくない?」

紬「うん、素敵よ♪」


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 01:10:11.95 ID:pT53O9iP0

律「んー、でもやっぱりこれは受け取れないよ」

紬「どうして?」

律「私は、でこで初めて田井中律なんだ、決して髪をあげてるからじゃない」

唯「りっちゃん…」

律「だから、みんなが私を認めてくれるためにも…寒くても我慢する!」


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 01:15:38.60 ID:pT53O9iP0

唯「りっちゃんのバカ!意気地なし!」

梓「ハイジですか」

律「…唯」

唯「りっちゃんは…私達の部長は…オデコなんかで決まらないよ!」

律「…」

唯「りっちゃんは…不器用で騒がしくて、トラブルメーカーだけど」

唯「楽しい雰囲気を作って、いつも空気を読んでる立派な部長だよ!」


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 01:18:24.02 ID:pT53O9iP0

律「…ありが」

梓「あとドラムは走り気味だし」

澪「私のことからかうし」

紬「私のことすぐ殴れない意気地なしね!」

律「…」


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 01:22:27.09 ID:pT53O9iP0

律「みんなの気持ちは伝わった」

唯「りっちゃん…じゃあ」

律「私の扱いひど過ぎる!」

唯「あれー?」

澪「あ、もう家着くな、じゃあ私達はここで」

梓「はい、さようなら」

律「『はい、さようなら』って言い方次第で意味が変わるよな」


84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 01:24:35.96 ID:pT53O9iP0

澪「くだらない話はもういいだろ」

律「あーれー」

唯「引きずられてったね」

紬「私も引きずられたいわー」

梓「何ですかソレ」


86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 01:27:09.26 ID:pT53O9iP0

唯「でもまさかオデコだけであんなに話が広がるなんて」

紬「まるで宇宙ね」

唯「そうか、オデコは宇宙だったんだね」

梓「ボケが減ったかと思ったら突っ込みが減ったから割合的にはボケが増えてた」


87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 01:30:08.37 ID:pT53O9iP0

梓「じゃあ私はここで…って、ムギ先輩ってこの辺じゃないですよね」

紬「そうだけど?」

梓「なんでいるんですか?」

紬「さぁ?」

唯「あずにゃん、乙女は秘密を持っているものなんだよ」

梓「そういう意味じゃないでしょうソレ…」


89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 01:33:43.35 ID:pT53O9iP0

梓「本当にもう行きますよ、後悔しても知りませんよ」

唯「大げさだよー」

梓「どっちかが突っ込まなきゃいけないんですからね!」

紬「梓ちゃんったら///」

梓「違います!」

唯「あずにゃん行っちゃったね」

紬「ええ、そうね」


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 01:36:10.78 ID:pT53O9iP0

律「なぁ澪」

澪「ん?どうした律」

律「カチューシャの無い私はどう?」

澪「良いと思うよ、たまには女の子っぽくさ」

律「そうか、じゃあ私頑張る!」

澪「ああ、応援するよ」


92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 01:40:02.10 ID:pT53O9iP0

律「あっ…」

澪「何だ?」

律「そういえばでこはあるのにぼこはないよな」

澪「お、おぼこって言葉はあるけどな」

律「へぇ、どういう意味?」

澪「えーっと、そう、垢抜けない若い女の子って意味だ、ググるなよ?」

律「私パソコン持ってねーし」

澪「良かった…」

律「あ、若い娘といえば…」


94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 01:43:36.47 ID:pT53O9iP0

紬「とうとう二人になっちゃったわね」

唯「うん、もうこれで最後だね」

紬「長い間だったけど、お別れね」

唯「うん、私がいなくなっても元気でね」

紬「いなくなるのはこの場合私じゃないかしら?」

唯「え、そう?」


96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 01:45:46.24 ID:pT53O9iP0

紬「だって、これは唯ちゃんが主人公のようなものでしょ?」

唯「そうなの?私はてっきりムギちゃんの成長物語かと思ってたよ」

紬「…」

唯「…」

紬「やっぱり何か足りないわね」

唯「うん」


98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 01:49:47.19 ID:pT53O9iP0

梓「二人は上手くやってるのだろうか」

梓「いや、それ以前にムギ先輩はいったいどこへ向かうのだろうか」

梓「…」

梓「いや、どっちでもいいですよそんなの!」

梓「…」

猫「にゃーん」

梓「…何かに反応して突っ込んでしまった」


100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 01:52:56.63 ID:pT53O9iP0

翌日

律「おーっす!」

澪「誰?」

律「私だよ私」

澪「ああ、髪を下ろしたほうの律か」

律「下ろしたほうって何だよ」


101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 01:55:44.75 ID:pT53O9iP0

澪「どういう風の吹きまわしだ?」

律「昨日唯に言われて、たまには良いかなって思ってさ」

紬「おはよう二人とも」

澪「おはよう」

律「おっす」

紬「めっす」

澪「返さなくていいんだからな、ムギ」


102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 02:00:30.34 ID:pT53O9iP0

紬「りっちゃんイメチェン?」

律「昨日唯に言われて、たまには良いかなって思ってさ」

澪「録音したかのように正確にさっきと同じだな」

紬「やっぱりりっちゃんは髪をおろしてても可愛いわ」

律「そ、そんなことないだろ、髪とか関係なく可愛くねーし!」

紬「照れてる照れてる♪」


104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 02:02:23.00 ID:pT53O9iP0

澪「そういえば唯遅いな」

紬「それがね、唯ちゃんは…」

律「唯に何かあったのか!?」

紬「私との会話が途切れて宇宙へ行っちゃったの…」

澪「哲学?」

律「いや、いろいろおかしい」


105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 02:06:46.76 ID:pT53O9iP0

放課後

律「おーっす」

梓「あ、なにがし先輩こんにちは」

律「だれがなにがしじゃい」

梓「あれ、軽音部の先輩がたは?」

律「澪は掃除、律は私、ムギは知らん、唯は宇宙?らしい」

梓「宇宙って…まさか」

律「心当たりがあるのか!?」


106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 02:10:35.94 ID:pT53O9iP0

梓「憂、唯先輩の具合はどう…っと」

律「具合?」

梓「唯先輩は風邪ですね、きっと」

律「何でわかったんだ」

梓「昨日律先輩と澪先輩が帰った後、オデコが宇宙だとか話してたんです」

律「相変わらず分からんな」


108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 02:14:36.01 ID:pT53O9iP0

律「でこは宇宙じゃなくて宇宙の一部だろ」

梓「そこなんですか?ちょっとでもまともな回答を期待した私がバカだったんですか?」

紬「そうよりっちゃん、だから唯ちゃんはダメだったの」

律「お前は行方不明になっていたムギ!生きてたのか!」

紬「私がお花を摘んでいるうちに面白い話をしてるじゃない」

梓「いや、昨日の唯先輩とムギ先輩の話なんですけどね」


109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 02:17:33.09 ID:pT53O9iP0

律「つまりどういうことだってばよ」

紬「つまり、唯ちゃんは試しにオデコを出して生活してみたものの、朝には風邪をひいていたのよ」

梓「憂から聞いたんですか?」

紬「昨日唯ちゃん家に泊まったの♪」

梓「まさか泊まっているとは…」


110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 02:21:21.36 ID:pT53O9iP0

澪「みんな遅くなったな」

律「これで全員集合だな!」

梓「唯先輩は休んでますけど」

紬「じゃあ早速お茶にしましょう!」

澪「練習じゃないのか」


112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 02:23:19.34 ID:pT53O9iP0

梓「突っ込みはやっぱり多いに越したことはないなぁ」

律「おーい、お茶!」

紬「はい、ボス!」

澪「ぶふっ!」

梓「ダメだこりゃ」


114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 02:26:06.13 ID:pT53O9iP0

唯「へっぷし!」

憂「お姉ちゃん、タオル代えるね」

唯「オデコが冷たい…」

おわり


115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 02:28:07.13 ID:OXPwkWEkO

乙 面白かった

119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 02:33:09.07 ID:pT53O9iP0

続けようと思えばいくらでも続けられるけど眠いから寝る。
っていうかこんなに続くと思わなかった。見てた人ありがとう。

120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 02:35:15.79 ID:L0mwTABpO

>>119
こちらこそありがとう

元気出た

127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 08:35:04.25 ID:Bc2x1ipwO

これは良い


131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12 /01(水) 15:15:16.30 ID:xHEfMuQl0

ほのぼのした





| けいおん!!SS | 18:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

ブラストVIP最新記事 Powered By 我RSS

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://blastvip.blog.2nt.com/tb.php/423-a0e78aa9

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT